▼2003年7月3日放送「三重のこだわり豚」

豚肉は必須アミノ酸をバランス良く含む、優れたたんぱく食品です。脂肪分は多いですが、リノール酸などの占める割合が高く、コレステロール値は低い。そしてビタミンB1は牛肉の10倍という豊富さです。
ビタミンB1はごはんやパンに含まれる糖質の分解を助け、エネルギーに変えるという過程で重要な働きをします。不足すると集中力低下、疲労感などの症状が出ます。
また豚肉の脂肪に含まれるステアリン酸は動脈硬化を防ぐ効果もあります。
国内の養豚生産者は約20000軒。その内飼料や飼育方法にこだわった銘柄豚と言われるのは約200銘柄で、全体のわずか1%にすぎません。
その銘柄豚に名乗りを上げようとしているのが、三重県菰野町の「佐藤ピッグファーム」。
佐藤ピッグファームでは、豚肉のおいしさの秘訣は餌の種類によるとの考えから、鈴鹿山脈から流れる水を飲ませ、一般的な豚の飼料とは違い、とうもろこしの配合比率が低くデンプンを多く含む麦やマイロを主原料とした飼料を与えています。これにより、肉の脂の質が変わり、あっさりと美味しい肉になりました。



【問い合わせ先】 フカヤ(精肉) 052-581-1659