▼2003年11月27日放送「柿の中でも最高に甘い三社柿の干し柿」
渋柿の中でも最高に渋いと言われる三社柿。その代表的産地である富山県の福光町では江戸時代から栽培が始まりました。 11月の23日には毎年皇室に献上することになっている由緒ある柿です。 渋柿はもちろん、甘柿でも青いうちは渋があります。渋はタンニン。熟すると水に溶けない性質に変化するため舌が渋みを感じなくなります。 渋柿を甘くするのには、ヘタにアルコールを塗ったり、ガス抜きなどの技術がありますが、その仕組みは謎です。 青い柿を絞った汁を傘や紙に塗ると、水を弾くので、昔から防水剤として活用されてきました。最近では、タンニンが脱臭剤、化粧品としても使われ始めているようです。肌を引き締めたり、保護する効果があります。タンニンにはビタミンCがみかんの2倍、ビタミンAも豊富なので、風邪の予防にも効果的です。 季節的に、お歳暮などの贈答用にも最適ですよ。
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