▼2003年7月10日放送「名水で育つ極上木曽岬ウナギ」

ウナギは、奈良・平安時代から、滋養強壮・スタミナ維持に、大変効果があるとして食べられてきました。ビタミンA(免疫力を高める)、ビタミンB1(消化を促進し食欲を高める)、ビタミンB2(体内の細胞の働きに効果)、DHA、EPA(血液の流れの妨げにならない良質の脂)などを多く含んでいます。
天然モノは脂があっさりしているのに対し、養殖モノはたっぷりエサを食べているので身に脂がのっていてふっくらしています。好みにもよりますが現在のウナギ養殖技術は非常に完成度が高く、天然より安価でうまいと言う声も多いです。
ウナギの養殖は水揚げした直後から3〜4日エサを止め水にさらすことにより、体全体に脂がまわり、泥臭さも抜け美味しくなります。この作業を「ウナギを立てる」と言います。この作業の大きな決め手が「水」です。
「木曽岬町」周辺は、名水で有名な養老山系の地下水脈があるためウナギの養殖に大変適した水を得ることが出来るのです。
他にも地下水を利用した産地はありますが、鉄分や不純物の除去に大変な苦労をしていたりするそうです。



【問い合わせ先】 ヤマタ淡水 田口(ウナギ、淡水魚) 052-581-2261