▼2004年7月9日放送「この時期絶品! ハモと京野菜」

ハモはウナギ、穴子に比べてアゴが大きく細長い。鋭い歯で甲殻類やタコ、イカ類を食べます。
「梅雨の水を飲んで旨くなる」と言われ、入梅から旬が始まります。
細長い体の割にはたんぱく質が豊富で、特に夏場は脂肪も多いので、ハモならではの美味しさをかもし出します。骨切りしたハモは小骨ごと食べることになりますから、カルシウムの良い供給源となり、骨の形成に欠かせないリンも豊富です。皮に含まれる成分、コンドロイチンは肌をきれいにする効果があります。

一方、京野菜は、千年以上もの間、政治権力と文化の中心であった京都に、各地の農産物や種子が集められ、京都の環境に適した品種として作り上げられたものです。
戦後は、食生活の変化による、地方品種の衰退を危惧した京都府が「京都の伝統野菜」として指定。
「辛味だいこん、すぐき菜、山科とうがらし」など伝統野菜は36品目。
「鷹ケ峰とうがらし、万願寺とうがらし」など伝統野菜に準じる野菜が3品目。
「加茂なす、鹿ケ谷かぼちゃ、伏見とうがらし、九条ねぎ、聖護院だいこん」など京のブランド産品が21品目。
京野菜は、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養成分が一般の品種に比べて大きく上回ることがわかっています。



【問い合わせ先】 新栄水産(フグ、ハモ) 052-581-1654
名促(野菜、果物) 052-586-1995