▼2003年8月21日放送「極上”国産松茸”」

松茸は独特の香りをもつ日本を代表するキノコです。赤松林のほか、クロマツ、コメツガ林などに発生します。
発生する場所はシロ(代)とよばれ、毎年10から15センチ移動します。以前は、関西・中国地方を中心に年間5000t以上の発生量がありましたが、近年は200から300tにまで激減しています。
松茸は鮮度が命。収穫翌日に流通する国産ものが極上なわけです。
鮮度の良い順番は、国産、韓国産、北朝鮮産、中国産です。
松茸のピークは、雨の多い梅雨の頃と、気温が下がる秋の二回。
そのうち梅雨の頃に出るものを「早松(さまつ)」といい、早松が多い年は秋も多いと言われています。脚の部分が太くて笠が白いものが香りも歯ごたえもよく美味しいです。
また、松茸はその品質によって、等級で区分されます。
1等級の松茸は8センチくらいの長さで笠が広がらないもの。2等級は6〜8センチくらいまでで、同じ8センチでも脚が細すぎたり、笠が3分の1以上ひろがっているもの。6センチ以下のものや水に濡れたり、破損したものが3等級です。



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